INTRODUCTION

「大都市」を題材に、さまざまな都市が放つエネルギーを、その鼓動ごとリアルに再現してみせるポップアート界の若き旗手、ヨハン・ペラトーネル。彼の手にかかれば、林立する建物や歴史的モニュメント、そして街路を満たす喧騒や窓の灯りまで、すべてが燦然たる輝きに包まれ、いきいきとした生命力を放ち始めます。街は人――。まるで待ちの息吹をそのままミニチュアに閉じ込めたような躍動感と熱気にあふれるペラトーネル作品を、日本のみなさまに紹介します。

フィレンツェ・セーラ

MESSAGE

大都市の息吹をリアルに伝えたい。

彼が追求するテーマは常に“大都市”
「街は生きている」という彼自身の言葉がいみじくも示すように、天に向かって林立する近代的な建物、人や乗り物が絶え間なく生み出す喧騒、きらびやかな光の洪水など、大都市だけが生み出す複雑で有機的なエネルギーをリアルなビジュアルに変えて表現している事がペラトーネル作品の真骨頂です。

パリ・ソワレ



彼の作品を特徴づけているのは、いくつものレイヤー(層)を用いた技法です。完成まで数百時間、 ときには1000時間をも費やすほどの情熱が注ぎ込まれた数々の作品は、どれも街の表情を細部まで的確にとらえられており、その街の熱気や騒音までが伝わってくるようです。